トヨタ、営業益2.7兆円 2年連続最高 米国好調と円安で・15年3月期予想 |
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2015年 2月 09日(月曜日) 23:00 | |||
トヨタ自動車は4日、2015年3月期連結業績予想(米国会計基準)を上方修正し、本業のもうけを示す営業利益が前期比17.8%増の2兆7000億円になる見通しだと発表した。米国での販売好調や外国為替市場での円安進行で、2年連続の過去最高更新を見込む従来計画(2兆5000億円)にさらに上積みした。国内最大企業のトヨタが空前の利益を出す見通しとなったことで、15年春闘では労働組合が要求する2年連続でのベースアップ(ベア)や中小企業を中心とする下請けメーカーへの利益還元への期待が一段と高まりそうだ。 トヨタの14年4~12月期連結決算は、売上高と各利益がいずれも過去最高を更新した。営業利益は前年同期比13.9%増の2兆1148億円と、リーマン・ショック前の07年4~12月期(1兆8737億円)を上回り、初めて2兆円を突破した。
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