ヨルダン 操縦士と死刑囚の交換用意 後藤さんに言及せず 印刷
2015年 1月 29日(木曜日) 23:10

各紙によればヨルダンのメディア担当相は28日、中東の過激派「イスラム国」に拘束されている軍パイロット、カサスベ中尉が解放されれば、ヨルダンで収監しているイラク人の女リシャウィ死刑囚を釈放する用意があると述べた。国営ペトラ通信が報じた。担当相は、邦人人質事件で拘束されている後藤健二さんには言及しなかった。後藤さんの解放に向けて、イスラム国とみられる犯人側は後藤さんとリシャウィ死刑囚との1対1の交換を要求している。ヨルダン政府が、公式に人質交換に言及するのは初めて。後藤さんの解放交渉にどのように影響するかは、現時点では不明確だ。