農水相、家庭用バター増産要請 印刷
2014年 12月 22日(月曜日) 23:08

各紙によれば西川公也農林水産相は28日の閣議後会見で、スーパーの店頭などで家庭用バターの品薄状態が続いている状況を解消するため、大手メーカーや業界団体に増産を要請したと明らかにした。クリスマスケーキなどを用途とした需要がさらに伸びるとみられ、異例の対応を取った。昨夏の猛暑や離農の影響で国内の生乳の生産量が落ち込み供給量の不足が予想されたことから、農水省は既にバターなどの緊急輸入を決めており「来年3月までの原料は確保できている」との認識だ。しかし、大手メーカーが生クリームや業務用バターに生産の比重を置いており、家庭用バターの供給不足が深刻化しているという。