想定は「富士山噴火」 国と3県、初の合同防災訓練  印刷
2014年 11月 06日(木曜日) 00:22

各紙によれば国と静岡、山梨、神奈川の3県は19日、富士山の噴火を想定した「富士山火山三県合同防災訓練2014」を実施した。3県合同で噴火対策を訓練するのは今回が初。今年2月策定の「富士山火山広域避難計画」の実効性を検証することが目的で、噴火予知ができたことを前提に住民の自家用車による自主避難訓練や、取り残された住民の救出訓練などが行われた。訓練には、静岡県御殿場市や山梨県富士吉田市、神奈川県秦野市など3県26市町村の住民ら約3900人が参加。気象庁が噴火の1~2カ月前に、火山性微動の増加などの前兆を観測し、19日午前11時に大規模な噴火活動が始まったとの想定で行われた。