1週間で2度台風は51年以降10月初めて 印刷
2014年 10月 27日(月曜日) 23:38

1週間前に台風18号が上陸したばかりの日本列島を、19号が再び直撃したと各紙が報じた。大型で強い19号は13日に九州南部に上陸し、日本列島を縦断する恐れがある。気象庁の統計がある1951年(昭26)以降、10月に2つの台風が上陸したのは55年と2004年の2例だけ。気象庁は厳重な警戒を求めた。

台風19号 関東大雨警戒 列島縦断の恐れ

大型で強い台風19号は十二日、東シナ海を北上し、進路を東寄りに変え九州南部に接近した。十三日午前にも勢力を保ったまま九州南部に上陸する可能性が高まった。その後は日本列島を縦断する恐れがある。気象庁は、暴風や大雨への厳重な警戒を求めた。十四日午後に三陸沖で温帯低気圧に変わる見込み。十三日は西日本や東日本の広い範囲で風雨が強まり、太平洋側を中心に一時間八〇ミリ以上の猛烈な雨の恐れもある。気象庁の佐々木洋主任予報官は記者会見し「前回の18号で大雨となったばかりの所もあり、厳重に警戒してほしい」と述べた。