中村氏、ベンチャーの育成必要 日本の司法批判 印刷
2014年 10月 27日(月曜日) 23:35

各紙によればノーベル物理学賞に決まった米カリフォルニア大サンタバーバラ校の中村修二教授は7日、校内で共同通信のインタビューに応じた。青色の発光ダイオードの特許権確認などを求め、開発時に在籍していた日亜化学工業(徳島県)との訴訟に発展したことについて「良いアイデア、発明があればベンチャーを起こすのがいい」と日本での育成の必要性を指摘した。中村さんは米国の司法が「正義」に基づくとしたら、日本は「より多くの人の利益になるかどうか」で判断が決まるとし「ベンチャー(育成)をやるにしても日本の司法制度をまず変えないといけない」と批判したという。