デフレ脱却へ経済最優先、消費増税の影響など慎重に目配り 安倍首相 印刷
2014年 10月 10日(金曜日) 00:25

安倍晋三首相は29日午後、臨時国会の開会にあたって衆議院本会議で所信表明演説を行い、デフレ脱却を目指し、「経済最優先」で政権運営にあたると語ったと各紙が報じた。経済再生と財政再建を両立させ、経済の好循環を確かなものにするとし、消費増税や燃料価格の高騰、夏の天候不順による景気への影響について「慎重に目配りする必要がある」との認識を示した。安倍首相は足元の経済情勢に関連して、有効求人倍率が22年ぶりの高水準にあることや、多くの企業で賃上げが実施されたことを指摘。「日本はその自信を取り戻そうとしている」と評価した。の姿勢を問う。来春の統一地方選をにらみ、与野党の駆け引きが激しくなりそうだ。会期は11月30日までの63日間。