ラスカー賞に森和俊・京大教授 細胞内の器官異常を解明 印刷
2014年 9月 18日(木曜日) 23:46

米ラスカー財団は8日、今年のラスカー賞基礎医学部門に、細胞内の器官の異常を解消する仕組みを解き明かした森和俊・京都大教授(56)ら2氏を選んだと発表した。ラスカー賞は米国でもっとも権威ある医学賞で、受賞者の2割以上がノーベル賞を受けている。米カリフォルニア大サンフランシスコ校のピーター・ウォルター教授との共同受賞。森さんらは、細胞内の小胞体という器官に不良品のたんぱく質がたまった際に生じるストレスを解消する仕組みを明らかにした。このストレスは糖尿病や心筋症、がんなど多くの病気にかかわる。