原発の火山対策 専門家「噴火前兆の研究不十分」 |
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2014年 8月 27日(水曜日) 22:35 | |||
原子力規制委員会は25日、原子力発電所の巨大噴火対策を検討する初の専門家会合を開いた。規制委の新規制基準は、電力会社に対し、火山活動を継続的に監視して噴火に備えることを求めているが、専門家からは「噴火の前兆を見極めるには研究が不十分」といった声が上がった。火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣会長は「監視で火山活動を示すような現象を確認したとしても、巨大噴火につながるのかどうかの明確な判断基準はない。国や大学、研究機関を含めた共同研究体をつくる必要がある」と指摘。
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