1回の採血で13種類のがん診断 NRDOなど実用化へ 印刷
2014年 8月 25日(月曜日) 22:23

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NRDO)と国立がん研究センター、東レは18日、血液中の遺伝物質の変化を測ることで、がんや認知症を早期発見する診断システムの実用化に着手すると発表した。成功すれば、13種類のがん疾患の有無を1回の採血で診断できる。NEDOが2018年度までの事業として、国費79億円を計上。同センターが持つ約7万人分のがんや認知症の患者の血液から、遺伝物質の一種「マイクロRNA(リボ核酸)」の量や種類の変化を測定し、乳がんや大腸がん、胃がんなど症例別のデータを集めて診断技術の確立につなげるという。