東日本大震災:復興の願い込め、944人の名刻む 宮城県名取・閖上で慰霊碑除幕式 印刷
2014年 8月 18日(月曜日) 22:32

東日本大震災から3年5カ月がたった11日、津波で大きな被害を受けた宮城県名取市閖上で慰霊碑の除幕式があったと各紙が報じた。芳名板には、同市内で犠牲になった1000人近くのうち了承が得られた944人の名前が刻まれ、参列した遺族が次々と献花した。慰霊碑は大地に埋められた種から芽が伸びる様子をデザインし、復興への願いを込めた。高さは閖上を襲った津波と同じ8.4メートル。種の形をした石碑には、市民から公募した「亡き人を悼み 故郷を想う 故郷を愛する御霊よ 安らかに」というメッセージが刻まれた。