15円以上で労使攻防 最低賃金、大詰め協議 印刷
2014年 8月 05日(火曜日) 00:00

2014年度の最低賃金の目安を決める厚生労働省の小委員会は28日、大詰めの協議に入ったと各紙が報じた。労使は13年度の最低賃金(時給ベース)の引き上げ額だった15円を上回る水準とするかどうかで激しく攻防。労使の主張に隔たりは大きく、同日の協議は長時間に及ぶ見通しだ。13年度の最低賃金は全国平均で15円引き上げの764円。全国で最も高かったのは東京の869円、最も低かったのは沖縄、佐賀、宮崎などの664円だった。14年度は景気回復を背景に企業収益が好転している上、働き手の不足感が強まっている。