文化庁は4日、国の国宝・重要文化財で絵画や彫刻、刀剣などの美術工芸品1万524件のうち、国宝1件を含む109件が所在不明だと発表した。6月12日現在で国宝1件、重文108件を「所在不明」と判断した。このうち、刀剣が半数近い52件を占め、国宝の「短刀 銘国光」が含まれている。同庁は、刀剣は個人所有が多いうえ、売買や相続の対象になりやすいことが原因になっていると見ている。