科学技術の発展に多大な貢献をした研究者をたたえる「第55回藤原賞」の贈呈式が17日、都内で行われたと各紙が報じた。炭素などからなる有機分子が動く様子を電子顕微鏡で観察する方法を開発した東京大の中村栄一教授(63)と、脳が視覚情報を記憶したり、引き出したりする仕組みを解明した東大の宮下保司教授(64)に、藤原科学財団から賞状とメダル、副賞1000万円がそれぞれ贈られた。