危険な橋、全国1万基 部材落下の恐れ 国交省調査 印刷
2014年 6月 26日(木曜日) 00:02
2012年の中央自動車道笹子トンネル崩落事故を受けて全国で行われている橋の一斉点検で、部材の落下など老朽化による事故のおそれがあると判定された橋は約1万基に上ることが国土交通省の調べで分かったと各紙が報じた。点検対象の橋のうち2割は未実施で、危険性がある橋は増える可能性がある。点検は全国の約44万基の橋を対象に、管理者である国、地方自治体、高速道路会社がそれぞれ実施。鋼材の腐食や亀裂、ボルトの緩み、コンクリート材のひび割れなどを統一したマニュアルに沿ってチェックしている。1万178基は、部材が落下するなどして人的被害が出るおそれのある状況と判定されたという。