福島第一原発、「凍土壁」の建設工事始まる 印刷
2014年 6月 25日(水曜日) 00:04

各紙によれば東京電力は2日、福島第一原子力発電所1~4号機建屋への地下水の流入を食い止める「凍土壁」の建設工事を始めた。政府と東電は、凍土壁を福島第一原発の汚染水対策の柱と位置づけており、来年度初めの完成を見込んでいる。同原発では現在、事故で溶融した燃料を冷やして汚れた水が地下水と混ざり合い、1日あたり約400トンの汚染水が発生している。凍土壁は、地下水が原子炉建屋などに流れ込むのを防ぎ、汚染水を増やさないようにするのが目的で、1~4号機の周囲約1.5キロ・メートルを囲うという。