汚染水、凍土遮水壁 6月中にも建設着手 15年度完成へ |
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2014年 6月 24日(火曜日) 23:51 | |||
各紙によれば東京電力は26日、福島第1原発の原子炉建屋に地下水が流れ込むのを防ぐ「凍土遮水壁」の建設に、6月中にも着手することを明らかにした。同日、原子力規制委員会の検討会が着工を大筋で了承した。凍土遮水壁は、増え続ける汚染水を低減する3本柱の対策の一つで、2155年度中の完成を目指す。この日開かれた規制委検討会では、安全性を懸念して東電などに回答を求めていた約30項目の質問のうち、地盤沈下の問題を中心に審議した。東電は、凍土壁建設後の地盤沈下を最大1.4~1.6センチと評価。建屋が傾いたとしても日本建築学会の指針を満たし、溶融燃料の冷却などに影響しないと説明した。
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