震災から3年余で“復活” 久慈国家石油備蓄基地 |
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2014年 6月 24日(火曜日) 23:25 | |||
東日本大震災の津波で地上施設を中心に壊滅的な被害を受けた、久慈市の久慈国家石油備蓄基地の復旧工事が4月末に全て完了したと各紙が報じた。2012年度末までに工事が終わった排水タンクや燃料用タンクなど地上部の主要施設に加え、津波対策の新施設も完成し、3年余りで“完全復活”を遂げた。今年10月には備蓄する原油を放出できるかなど、基地機能を確認する検証作業が予定される。震災時、基地は高さ8・5メートルの津波に襲われ、地下岩盤にある175万キロリットル分の原油貯蔵タンクや管理用トンネルは防潮扉によって被害を免れたが、管理事務所に隣接する地上施設や港湾施設がほぼ全壊し、損害額は約62億円に上ったという。
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