STAP問題で理研、全研究者の論文を自主点検 印刷
2014年 5月 06日(火曜日) 20:11

各紙によればSTAP細胞の論文問題を受け、理化学研究所が、理研のすべての現職研究者約3000人がかかわる論文について自主点検していることが3日、わかった。対象となる論文は2万本を上回るという。理研によると、全論文の調査は前例がない。理研は、改ざんや捏造などの不正が疑われる論文が見つかれば、外部の有識者の協力を得て本格的な調査を検討する。理研広報室によると、指示は、画像の切り貼りや他の論文からの盗用などの不正があるかどうかを、自主的に点検させる内容。調査結果の報告の期限は設けていない。理研幹部は「少なくとも2万本は点検することになるだろう」と話しているという。