笹井氏「STAPは最有力仮説」 論文撤回は適切 印刷
2014年 4月 17日(木曜日) 22:19

新たな万能細胞とされたSTAP細胞の論文問題をめぐり、共著者の一人で理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹副センター長が16日、東京都内で記者会見したと各紙が報じた。笹井氏は論文が疑惑を招いたことを謝罪した上で「STAP現象は現在最も有力な仮説と考える」と述べ、STAP細胞の存在に自信を見せた。理由として「STAP細胞を前提にしないと説明できないデータがある」と説明。一方で論文は撤回するのが適切との考えを表明し「論文の信頼性が損なわれた以上、真偽の判断には予断のない再現検証が必要だ」と、理研が進める検証実験に期待を示した。