ヒトiPS細胞の新培養液 慶大と味の素、16年度発売へ 印刷
2014年 2月 07日(金曜日) 22:41

各紙によれば慶応大医学部と味の素は5日、ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)の培養液を新たに開発したと発表した。現在使われている外国製の高価な培養液に比べ、iPS細胞の増殖率が高く、製造コストが安いという。味の素は2016年度の発売を目指している。iPS細胞は神経や筋肉などのさまざまな細胞に変わる能力があるため、医薬品を開発する際の実験に使われるほか、将来は難病患者に移植する再生医療の実現が期待されている。