震災で液状化、国発表の3倍 関東が9割超す 印刷
2014年 2月 07日(金曜日) 22:40

2011年3月の東日本大震災で関東、東北地方189市区町村の9678地点で液状化現象が起きていたことが、関東学院大と防災科学技術研究所による初の全国調査でわかったと読売新聞が報じた。大震災から5か月後に国が発表した地点数の約3倍に達し、全体の9割以上が関東で起きていた。震源から400キロ・メートル以上と遠く離れた地点でも確認された。発生が心配されている南海トラフ巨大地震でも、液状化が関西や東海地方の平野部などで広範囲に起きる恐れがあり、地盤改良などの対策が急がれるという。