小野田寛郎さん死去、終戦知らずルバング島30年間任務続行 自然塾で育成に尽力 |
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2014年 1月 20日(月曜日) 22:41 | |||
各紙によれば戦争が続いていると信じフィリピン・ルバング島に30年間任務を続けた元陸軍少尉で、ボランティアなどを養成する「小野田自然塾」理事長の小野田寛郎さんが16日、肺炎のため都内の病院で死去したことが17日、分かった。91歳だった。大正11年、和歌山県亀川村(現海南市)で生まれ、昭和19年に諜報員などを養成する陸軍中野学校を卒業後、情報将校としてフィリピンへ派遣。20年の終戦後も任務解除の命令が届かず、ルバング島の密林にこもって戦闘を続け、49年3月に任務解除命令を受けて帰国した。
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