政府予算案 「もんじゅ」基盤経費199億円 印刷
2013年 12月 29日(日曜日) 22:22

24日に閣議決定された2014年度の政府予算案で、日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(敦賀市)の基盤経費に今年度より25億円多い199億円が計上された。管轄する文部科学省の田中正朗大臣官房審議官が県庁で杉本達治副知事に説明した。それによると、増額分は、もんじゅの維持管理と安全対策の経費で、大量の機器点検漏れ問題を受けて点検項目が3倍近い2万9000件に増えたことが主因。原子力規制委員会から試験運転再開準備の停止を命令されているため、運転再開の経費は計上していないという。