政府提出23法案のうち20本成立 臨時国会 印刷
2013年 12月 10日(火曜日) 23:33

各紙によれば7日に事実上閉会した臨時国会では、審議が混乱した特定秘密保護法以外にも、安倍政権の成長戦略「アベノミクス」のための国家戦略特区法など、政府が今国会に提出した23法案のうち、20本が成立した。外交・安全保障分野では、第1次安倍政権からの懸案だった国家安全保障会議(日本版NSC)設置法や、アフリカ・ソマリア沖などを航行する日本籍船に小銃を持った民間警備員の乗船を認める日本船舶警備特別措置法、自衛隊による在外邦人の陸上輸送を可能にする改正自衛隊法が成立。日本版NSCは、特定秘密保護法と併せ、政府の外交・安全保障政策を支える車の両輪となることが期待されている。産業競争力強化法と国家戦略特区法も成立した。議員立法でも、原発事故賠償時効特例法や、改正タクシー適正化・活性化法などが成立した。