西之島付近の「新島」、甲子園サイズに成長 当初の2.5倍 印刷
2013年 12月 04日(水曜日) 23:23

海上保安庁は2日、小笠原諸島・西之島(東京都小笠原村)近海の火山噴火でできた陸地について、発見翌日の11月21日時点より約2.5倍の4万平方メートル(暫定値)程度になっていると明らかにした。大きさは甲子園球場相当で、形状も当初の縦長から楕円形に変化していた。海保は1日午後、航空機で上空から視察した。火口から青白色の噴煙が高さ約2千メートルまで立ち上っていたほか、火口から溶岩が飛び散っている様子を観測した。また3カ所目となる新たな火口から溶岩が流出しているのも確認された。同乗した東京工業大火山流体研究センターの野上健治教授は「火山活動はマグマ噴火に移行して以来、溶岩を噴出し続けており、活発な状態が継続している」とコメントしたという。