京都議定書の削減義務を達成 環境相、新目標を表明へ 印刷
2013年 11月 21日(木曜日) 23:38

環境省は19日、日本の2012年度の温室効果ガス排出量(速報値)は13億4100万トンで、京都議定書の基準年である1990年比で6.3%増となったと発表したと各紙が報じた。議定書で「90年比6%減」が義務づけられている08~12年度の平均は1.4%増だが、森林による吸収分や排出量取引などの「京都メカニズム」分を差し引くと8.2%減で、義務達成が確実になったという。石原伸晃環境相は20日、ポーランドで開かれている気候変動枠組み条約締約国会議(COP19)の閣僚級会合で義務達成を説明するとともに、20年までの新目標「05年比3.8%減」を表明するという。