核燃料取り出し開始 廃炉作業、新段階 福島4号機 印刷
2013年 11月 20日(水曜日) 23:59

福島第1原発事故で、東京電力は18日、4号機の核燃料プールからの燃料取り出しを始めたと各紙が報じた。事故を起こした1~4号機のプールからの燃料取り出しは初めてで、最長40年かかる廃炉作業は新たな節目を迎えた。1体目の取り出しは同日午後3時18分に始まった。作業員が燃料交換器を操作して毎秒1センチの速さで長さ約4.5メートルの燃料棒をつり上げ、キャスクと呼ばれる全長5.5メートルの輸送容器に水中で移した。約40分に1体のペースで作業を繰り返し、午後6時45分までに4体を装填し、初日の作業を終えたという。