福島第1 作業環境改善を要請 規制委長、東電社長と会談 |
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2013年 10月 30日(水曜日) 00:00 | |||
原子力規制委員会の田中俊一委員長と東京電力の広瀬直己社長が28日、東京・六本木の規制委で会談したと各紙が報じた。田中氏は人為的ミスによる汚染水漏れが相次ぐ福島第1原発の作業環境の改善のほか、人員の大幅増強を講じるよう要請した。非公開で約1時間会談した。同席した原子力規制庁の池田克彦長官によると、広瀬氏は作業員の確保が困難になっていることや、第1原発に宿泊施設がなく、作業員が福島第2原発から通っている現状を説明した。田中氏は「ミス防止には現場の意識改革と士気の向上が必要だ」との認識を示し、除染などによる原発敷地内の放射線量の低減や福利厚生の充実などを求めたという。
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