緊急地震速報誤報 ノイズを誤って計算処理、「予想は過大」 印刷
2013年 8月 09日(金曜日) 00:00

各紙によれば気象庁は8日夕、奈良県と大阪府で震度6弱から7程度の揺れを予想し、関東甲信から九州までの広範囲に緊急地震速報を発表したが、震度1以上の体に感じる揺れを観測した場所はなかった。気象庁の橋田俊彦地震火山部長らは同日会見し、「予想は過大で、広範囲でご迷惑をかけた。誤報を深く肝に銘じておわびし、再発防止に努める」と謝罪した。気象庁は誤報の原因が、三重県沖約60キロの海底地震計が水流などを検知して生じるノイズだったと分析。地震発生とほぼ同時に、地震計の電気信号が2秒間途切れる不具合が起き、復旧後に再び検知したノイズを「1センチの揺れ」と誤って計算処理したという。