米に配慮、かんぽ新商品認可せず TPP日米協議合意 印刷
2013年 4月 15日(月曜日) 00:00
日米両政府は12日午後、日本の環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加に向けた合意文書を発表すると各紙が報じた。米国側が懸念していた保険分野では、日本郵政傘下のかんぽ生命保険ががん保険など新商品を申請しても日本政府は当面認可しないことを決めた。安倍政権は12日に関係閣僚会議を開いて合意文書を決定。その後、安倍晋三首相が発表し、甘利明TPP担当相が記者会見して合意内容を説明する。TPPをめぐる日米間の事前協議では、日本政府の関与が残るかんぽ生命の事業拡大に米国側が自国の保険会社が競争で不利になることを懸念していた。