政府が破壊措置命令を発令 予告なしの発射想定は初 印刷
2013年 4月 09日(火曜日) 00:00

小野寺五典防衛相は7日、北朝鮮の弾道ミサイルが日本領域に落下する事態に備え、自衛隊法に基づく破壊措置命令を発令したと各紙が報じた。海上自衛隊は海上配備型迎撃ミサイル搭載のイージス艦2隻を日本海に派遣した。今回は予告のない発射を想定した初のケースで、発令は公に発表されなかった。破壊措置命令は平成21年3月、24年3月、同12月と過去3回発令されたが、いずれも北朝鮮は事前に「人工衛星」と称し、落下地点などを国際機関に予告。今回は予告はないが「不測の事態に備える」(政府関係者)必要があると判断、早期に迎撃の権限を付与しておくことにしたという。