沖縄県、海洋温度差発電を実験 久米島で 印刷
2013年 4月 04日(木曜日) 00:00

各紙によれば沖縄県は2日、年間を通じて水温の変動が小さい海洋深層水を使った海洋温度差発電の実証実験を15日に始めると発表した。海洋深層水の取水管がある久米島に発電所を建設。佐賀大学などと連携し、2014年度末まで季節や天候、海水温の変化に伴う発電量の変動などを調査する。発電量が日照に左右される太陽光発電などと異なり、出力が安定する特徴がある。海洋温度差発電は「熱媒体」という特殊な液体を、セ氏25~30度と温かい沖縄の海水で気化させ、蒸気タービン発電機を駆動させる。家庭や工場への電力供給手段の一つとして、商用化に向けた技術を検証するという。