都営地下鉄と東京メトロの一元化問題 2年ぶり協議再開へ 知事と国交相が合意 印刷
2013年 1月 25日(金曜日) 18:19

猪瀬直樹知事と太田昭宏国土交通相が23日、国交省で会談し、東京メトロと都営地下鉄の経営一元化を巡る協議を約2年ぶりに再開することで一致したと各紙が報じた。国と都、メトロの3者協議は10年8月に始まり、駅の改良工事や乗り継ぎ割引拡大などのサービス改善では進展があった。猪瀬知事は非公開の会談で、6年連続黒字の都営地下鉄の財務状況を説明し「都営の借金をメトロに押し付けるという俗説に根拠はない」と指摘。都が事実上の持ち株会社を作ってメトロと都営を運営するとのアイデアを示し「一元化は絶対必要。都は責任を持って進める」と訴えたという。