薩摩川内市 らせん水車発電実験へ 印刷
2012年 11月 08日(木曜日) 00:00

薩摩川内市は建設コンサルタント大手の日本工営と協力し、らせん水車(出力30キロ・ワット)の実証実験を同市東郷町藤川の田海川で行う協定を同社と結んだと読売新聞が報じた。らせん水車としては国内最大級で、今年度から設計・建設に着手し、2014年度中の実験開始を目指す。市が昨年から進めている次世代エネルギー促進事業の一環。らせん水車は直径約2メートル、長さ約6メートルで、川の水圧でらせん状の羽根車を回し、発電する。通常の水車と違い、低流量、低落差の川でも発電できるのが特長という。総事業費は約9000万円で、うち約6000万円を国が補助する。このらせん水車で一般家庭40世帯分の電力を供給できるという。