協会けんぽ支援で攻防 大企業側、負担増に反発 印刷
2012年 11月 08日(木曜日) 00:00

各紙によれば中小企業の従業員やその家族ら3480万人が加入する全国健康保険協会(協会けんぽ)は6日、初の全国大会を都内で開き、厳しい財政状況の改善に向け、政府に財政支援の拡充を要請することを決議した。協会けんぽの支援策は2013年度予算編成の焦点の一つで、7日に開かれる厚生労働省の社会保障審議会医療保険部会で本格的な議論がスタートする。財政悪化は、現役世代が高齢者の医療費を賄うために支払う拠出金の増加が主な原因。支援拡充は大企業の健康保険組合の負担増につながりかねないとして大企業側は反発している。