大間原発 函館市長、建設凍結の要請書 印刷
2012年 10月 17日(水曜日) 00:00
各紙によれば北海道函館市の工藤寿樹市長らは15日、斎藤勁官房副長官と首相官邸で会い、Jパワー(電源開発)大間原発の建設凍結を求める野田佳彦首相と藤村修官房長官宛ての要請書を提出した。これに対し、斎藤氏は「原子力規制委員会などを含めてこれから議論する」と述べるにとどめた。大間原発は今月、東京電力福島第1原発の事故以来、1年7カ月ぶりに建設を再開した。会談後、工藤市長は記者団に対し、大間原発から50キロ圏内の人口について、青森県側の約9万人に対し、北海道側は約37万人に達すると説明。「建設再開には30キロ、50キロ圏内の全市町村の同意が必要ではないか」と訴えた。