森口氏、iPS臨床の虚偽認め帰国 東大病院で事情聴取 印刷
2012年 10月 16日(火曜日) 00:00

病院聴取にも「1回は実施」 iPS問題で森口氏 副院長「つじつま合わず」・東大

人工多能性幹細胞(iPS細胞)を心筋細胞に変え世界初の臨床治療を行ったと虚偽の主張をしていた森口尚史氏は15日、米国から帰国したと各紙が報じた。森口氏は成田空港で報道陣に対し、1回だけ実施したと主張する移植について「私は自信を持っているが、客観的な機関の調査に協力する段階で資料などを提示する」と説明。特任研究員を務める東京大付属病院の事情聴取に対しても、「1回は実施した」と主張したという。森口氏は、成田空港から東大病院に直行。約3時間にわたり事情を聴かれたという。