関電、値上げ幅10%超に 来年4月、33年ぶり 印刷
2012年 9月 14日(金曜日) 00:00

家庭用電気料金の値上げを検討している関西電力が上げ幅を10%超とする方向で調整していることが13日、分かったと各紙が報じた。年内に政府に申請する見通しで、来年4月に企業用料金と同時の実施を目指す。7月に相次ぎ再稼働した大飯原発3、4号機以外に運転再開できる原発のめどが立たず、経営を圧迫しているため。政府の認可が必要ない企業用の値上げ幅は20%超となる可能性がある。値上げが実現すれば、家庭用、企業用いずれも1980年以来、33年ぶり。また、九州電力も来年4月からの家庭用料金の値上げを年内に申請する公算が大きいという。