東日本大震災で壊滅的な打撃を受けた岩手県陸前高田市の蔵元「酔仙酒造」の新工場が22日、隣接する大船渡市に完成し、達増拓也県知事や両市長、地元財界関係者らが祝いの式に駆けつけたと各紙が報じた。従業員7人を失い、蔵も流されたが、がれきの山から空に突き出た鉄骨に酔仙の酒だるがつり下がっている光景を目にした金野靖彦社長が再建を決意。雇用と産業復活の象徴として県も後押ししたという。