被ばく線量を偽装か 福島原発作業員に線量計の鉛カバー強要 印刷
2012年 7月 24日(火曜日) 18:04

福島第1原発事故の収束作業をめぐり、作業を請け負った福島県の建設会社「ビルドアップ」の役員が昨年12月、作業員が個別に装着する警報付き線量計(APD)を鉛板のカバーで覆うよう強要していたことが21日、分かったと各社が報じた。同社は作業員9人に使わせたことを認めた。累積被ばく線量が高くなった役員が、遮蔽効果が高いとされる鉛でAPDを覆い、被ばく線量を偽装しようとしたとみられるという。