「東電と国は原発安全神話過信」と指摘 政府事故調最終報告 印刷
2012年 7月 24日(火曜日) 18:03

福島第1原発事故に関する政府の事故調査・検証委員会(畑村洋太郎委員長)は23日、最終報告書をとりまとめたと各紙が報じた。報告書では、「東電と国は原発で過酷事故が起きないという安全神話にとらわれた」と指摘。東京電力の体質的な問題点を列挙し、強い調子で再発防止への取り組みを求めた。今月5日に報告書を提出した国会事故調が事故を東電や規制当局、政府による「人災」と断じたのに対し、政府事故調は「複合的要因」が背景にあるとの言及にとどまった。