<スパコン「京」>【ビジネス】 スパコン「京」が完成 9月末に本格運転 印刷
2012年 7月 04日(水曜日) 15:09

各紙によれば理化学研究所と富士通は2日、開発を進めていたスーパーコンピューター「京」(神戸市)が、完成したと発表した。今後、調整運転などを経て、9月末から本格的な運転を開始する。京は、世界で初めて毎秒1京回(京は兆の1万倍)を超える計算速度を達成したスパコンで、864台の計算機で構成され、開発費は約1110億円。地震、津波、集中豪雨の被害予測や創薬、半導体開発などの産業利用が期待されている。昨年、スパコンの計算速度が世界一と国際プロジェクトで判定されたが、今年6月には米の「セコイア」に抜かれ、2位に後退した。