国会事故調聴取 東電を批判 情報提供の遅れで 菅前首相 印刷
2012年 5月 29日(火曜日) 12:15

各紙によれば福島第一原発事故を検証する国会の事故調査委員会は28日、菅前首相を参考人招致し、公開で意見聴取した。菅氏は、事故発生に関する国の責任を認め陳謝する一方で、事故対応に万全を期したとの認識を強調し、情報提供の遅れなど東電の対応を批判した。国が原発再稼働を急ぐ現状に対しては、電力会社を中心とする「原子力ムラ」が「深刻な反省もないまま、原子力行政の実権を握り続けようとしている」と指摘。「最も安全な原発(の対策)は、原発に依存しないこと」と述べた。

最終更新 2012年 5月 29日(火曜日) 15:10