水銀汚染のない世界へ 水俣条約を発効 印刷
2017年 8月 18日(金曜日) 20:25

国際的な水銀規制のルールを定めた「水俣条約」が16日、発効した。水銀による環境汚染や健康被害を防ぐため、採掘や使用に加え、輸出入なども含めた包括的な管理に取り組む。 条約には、新規の水銀鉱山の開発禁止、一定量以上の水銀を使った蛍光灯や体温計などの製造・輸出入の禁止、水銀廃棄物の適正管理などが盛り込まれた。2013年に熊本県で開かれた国際会議で採択、今年5月に締約国が50を超え、発効が決まった。今月8日時点で日本や米国、中国や欧州連合(EU)、アフリカ諸国など74の国と地域が締結している。