特養待機者36.6万人に減少 入居要件厳格化が影響か 印刷
2017年 3月 31日(金曜日) 09:49
特別養護老人ホーム(特養)への入居を希望して入れなかった待機者は、2016年4月時点で約36万6千人だったと厚生労働省が27日発表した。前回調査した13年10月時点より16万人近く減った。比較的軽度な「要介護2以下」の高齢者が原則として入居できなくなったことが影響した。特養は全国に約9500カ所あり、約57万人が暮らす。有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅と比べて利用料がおおむね安いため希望者が多く、前回調査で待機者は約52万4千人に上った。