掛川大祭「かんからまち」 70年前の光景再現へ 印刷
2015年 10月 08日(木曜日) 00:00

掛川市で3年に1度開かれる掛川大祭の呼び物の神事で、県無形民俗文化財に指定されている同市瓦町の獅子舞「かんからまち」。9日から始まる今年の大祭で、およそ70年ぶりに掛川藩の御用商人だった山崎家の旧邸宅「松ケ岡」(同市南西郷)で披露されることになったと静岡新聞が報じた。先人も立った由緒ある建物での舞が近づき、伝統を大切に受け継ぐ住民たちの士気も高まっている。約500年続くとされるかんからまちは、2頭の雄獅子が1頭の雌獅子を奪い合う筋立てで、太鼓をたたきながら側転などの激しい動きを繰り広げるのが特徴。「仁藤町の大獅子」「西町の奴道中」とともに大祭の三大余興としても名高い。