蝦夷と律令国家、対立と交流の実像に光 東北歴史博物館で9月から特別展 印刷
2019年 9月 04日(水曜日) 19:08

古代東北の蝦夷に焦点を当てた特別展「蝦夷-古代エミシと律令国家」が9月21日~11月24日、多賀城市の東北歴史博物館で開かれると河北新報が報じた。開館20周年と宮城県多賀城跡調査研究所の設立50周年を記念して企画された。出土品の展示に加え、第一線の研究者による講演会や連続講座で、東北の古代史を解き明かす。律令国家の支配に属さず蝦夷と呼ばれた人々について、最新の発掘調査や文献史料を基に、律令国家との争い以上に交易が盛んだったことを紹介する。