ウィンタースポーツでも人気 日本一のコシヒカリの産地 印刷
2010年 7月 16日(金曜日) 12:57

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本州の日本海側に位置し、甲信越地方あるいは中部地方、北陸地方に属する。面積は1万2583.72平方㌔㍍で、人口は約283万3700人。県東部に越後山脈や飛騨山脈がそびえ、谷川岳のような険しい山岳地帯がある。県中央部を流れる信濃川は長野県に流れ込んで千曲川となり、その長さは日本最長の367㌔㍍となる。そのほか、阿賀野川や姫川など、河川流域が発達しており、信濃川・阿賀野川流域に広がる越後平野は日本最大面積の平野として知られている。気候としては、県全域が豪雪地帯である。

平野部を生かして農業が盛んだが、なかでも稲作に関しては米どころとして有名。生産銘柄は「コシヒカリ」が主で、収穫量こそ北海道に次ぐ第2位だが、魚沼地方で栽培されているコシヒカリは「魚沼産コシヒカリ」としてブランド化されている。日本酒や米菓など、米を利用した特産品も多い。また、県内に阿賀沖油田があり、日本で数少ない原油の生産地としても知られる。

日本海に浮かぶ佐渡島には佐渡金山が存在していたが、1989年に閉山された。現在ではそれらの跡地や現地に建てられた博物館などで当時の様子を垣間見ることができる。ちなみに、佐渡島は古代から政治的・宗教的罪人を〝島流し〟にする流刑地でもあり、関連する史跡も多数存在している。

豪雪地帯という気候的特徴や山岳・丘陵部が多く存在する地形的特徴から、ウィンタースポーツのメッカとしても人気だ。県内には大型スキー場が多数存在し、冬季になると首都圏からのレジャー客で賑わう。また、県西部の苗場山・苗場スキー場では、毎年7月末頃に野外音楽イベント「フジロックフェスティバル」が開催されることでも有名。国内外からさまざまな音楽アーティストを招聘して行われるため、音楽ファンにとって夏の風物詩になっている。

最終更新 2010年 7月 16日(金曜日) 13:05