高知の「世界一薄い和紙」に世界が注目 技術生かし重要文化財の修復も 印刷
2016年 2月 06日(土曜日) 01:05

高知・日高村にある「ひだか和紙」(高岡郡日高村)が製造する「土佐典具帳紙」が「世界で最も薄い紙」として注目を集めていると高知経済新聞が報じた。1平方メートルの重さ約1.6グラム、厚さ0.02ミリの極薄の同紙。別名「カゲロウの羽」といわれ、手のひらにのせると「手相」がはっきり見えるほど。国内では「浅草寺宝蔵門の吽形像」「東京国立博物館アイヌの盆表面」、国外は「大英博物館」「ルーブル美術館」などの絵画、古文書、仏像の修復に使われてきた。